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肥満・やせについて
こどもの成長において、体重の推移は健康状態を映し出す鏡のようなものです。「少し太り気味かな?」「あまり食べないけれど、このままで大丈夫かしら」といった保護者の方の不安は、こどもの健やかな発達を願うからこそ生まれるものです。

肥満・やせとは
医学的な「肥満」や「やせ」は、身長と体重のバランスから算出される「肥満度」などの指標で判断されます。しかし、こどもの成長は一律ではありません。乳幼児期から学童期、思春期へと至る過程で、体つきはダイナミックに変化します。
当院の院長は、20年以上にわたりNICU(新生児集中治療室)で小さく生まれた赤ちゃんの成長を見守り、その後の中学生頃までの発育フォローアップに携わってきた新生児専門医です。また、体質や遺伝的背景を含めた多角的な視点から、こども一人ひとりの「個性」に合わせたサポートを行っています。

こんな症状ありませんか
体重の増え方に関するお悩み
- 同年代のこどもと比べて、明らかに体つきが良い、あるいは極端に細い。
- ここ最近、急激に体重が増えた、または全く増えなくなった。
- 母子健康手帳の「成長曲線」のカーブから大きく外れている。
生活習慣・体調に関するお悩み
- 食べる量が多いのに疲れやすく、運動を嫌がる(肥満傾向)。
- 食が細く、少し食べただけでお腹がいっぱいになってしまう(やせ傾向)。
- いびきがひどかったり、日中に強い眠気を感じたりしている。
- 健診などで「肥満度が高い」と指摘を受けたが、どう改善すればいいかわからない。
これらは単なる食習慣の問題だけでなく、体質や内分泌(ホルモン)の働き、あるいは心理的な要因が関わっている場合があります。
このような症状から考えられること
肥満傾向から考えられること
多くは摂取エネルギーが消費エネルギーを上回る「単純性肥満」ですが、中には注意が必要なケースもあります。
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生活習慣
高カロリーな食事や運動不足、睡眠不足が関係しています。
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疾患に伴うもの
ホルモンの分泌異常(内分泌疾患)などが隠れている場合があります。
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遺伝的体質
家系的な体質を考慮したアプローチが必要です。
やせ傾向から考えられること
「食べても太れない」「食べられない」背景には、消化吸収の問題などが潜んでいることがあります。
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体質的なもの
元々エネルギー代謝が高い、あるいは消化吸収がゆっくりなタイプです。
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二次的な要因
慢性的な便秘などの消化器トラブル、あるいは鉄欠乏性貧血などが影響していることがあります。
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SGA(低出生体重児)後の成長
小さく生まれたこどもが、その後の成長過程でキャッチアップ(追いつき)がゆっくりな場合があります。これは新生児専門医が特に注力する分野です。
ご家庭でできること
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成長曲線の継続的な記録
身長と体重をグラフに記入することで、成長の勢いや変化の兆候を客観的に把握できます。健診の結果なども大切に保管しておきましょう。
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「食習慣」の見直し
無理なダイエットや強制的な食事は逆効果です。「よく噛んで食べる」「決まった時間に食べる」といった基本的なリズムを、家族みんなで共有しましょう。
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睡眠の質を高める
睡眠不足は食欲をコントロールするホルモンの乱れを招き、肥満の原因にもなります。規則正しい就寝・起床を心がけましょう。
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保護者の方の心のケア
こどもの体格を「育て方のせい」と悩む必要はありません。まずは保護者の方が安心感を持つことが、こどもの健やかな成長に繋がります。
福岡市中央区でお子さまの肥満・やせ症状のご相談は
「体重が増えすぎている気がする」「やせていて心配」と感じながらも、受診してよいのか迷われる保護者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、お子さんの体格や成長について気になることがある場合、それは十分にご相談いただく理由になります。福岡市中央区、桜坂駅すぐの桜坂こどもクリニックでは、肥満ややせに関するご相談にも丁寧に対応しております。お一人で抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。

