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小柄(低身長症)について
こどもの成長において、身長の伸びは健康状態を知るための大切なバロメーターの一つです。「クラスの中で一番前の方だ」「去年から服のサイズが変わっていない気がする」といった、日々の生活の中で感じる「小柄」への不安は、多くの保護者の方が抱かれるものです。

小柄(低身長症)とは
医学的な「低身長」とは、同性・同年齢のこどもの平均身長と比較して、一定の基準(標準偏差マイナス2SD以下)を下回る場合を指しますが、当院では単なる数値だけでなく、そのこどもなりの成長のペース(成長速度)を重視しています。
当院の院長は、20年以上にわたりNICU(新生児集中治療室)で小さく生まれた赤ちゃんの成長を見守ってきた新生児専門医です。また、遺伝専門医として、体質や遺伝的背景を含めた多角的な視点から、こどもの発育をトータルにサポートいたします。

こんな症状ありませんか
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周囲との比較
幼稚園や学校のクラスの中で、常に一番背が低い。
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成長の停滞
ここ1〜2年、身長がほとんど伸びていない、または伸びが以前より悪くなったと感じる。
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衣服のサイズ
服や靴のサイズが、1年以上変わっていない。
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出生時の状況
予定日より早く、あるいは体重が小さく生まれており、その後も成長がゆっくりである。
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二次性徴の影響
思春期の兆候(胸の膨らみ、声変わりなど)が早く現れ、身長の伸びが止まってしまうのではないかと心配している。
これらの「なんとなく気になる」感覚は、早期に適切な対応を行うための重要なサインです。
このような症状から考えられること
身長が伸びにくい原因は多岐にわたりますが、多くは病気ではなく、個性や体質によるものです。しかし、中には適切な治療が必要なケースも隠れています。
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体質的・遺伝的な要因
保護者の方も小柄であったり、思春期がゆっくりであったりするなど、遺伝的な背景によるものです。
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SGA(子宮内発育不全)性低身長症
お腹の中にいた期間に対して小さく生まれたこどもが、その後も十分な「追いつき(キャッチアップ)」が見られない状態です。新生児専門医として、当院が特に注力している分野です。
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ホルモン分泌の異常
成長ホルモンや甲状腺ホルモンなど、身長を伸ばすために必要なホルモンの分泌が不足している場合があります。
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内臓疾患や全身性の病気
心臓、腎臓、消化器などの持病や、染色体の疾患(ターナー症候群など)が原因で、成長に影響が出ていることがあります。
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心理的・環境的な影響
睡眠不足や食生活の乱れ、過度な心理的ストレスが成長ホルモンの分泌を妨げることがあります。
ご家庭でできること
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成長曲線の記録
母子健康手帳や学校の健診結果をもとに、身長と体重の推移をグラフ(成長曲線)に記入してみてください。平均から外れていても、そのこどもなりのカーブで伸びていれば安心できることが多いですが、カーブが横ばいになっている場合は注意が必要です。
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質の高い睡眠
成長ホルモンは深い眠りの中に分泌されます。規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠時間を確保しましょう。
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バランスの取れた食事
特定の栄養素だけでなく、タンパク質、カルシウム、ビタミンなど、体を作るための材料をバランスよく摂ることが大切です。
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適度な運動
骨に心地よい刺激を与える運動は、成長を促す良いきっかけとなります。
福岡市中央区でお子さまの小柄・成長について心配な方へ
「身長が周りのお子さんより低い気がする」「成長がゆっくりなのでは」と感じながらも、受診してよいのか迷われる保護者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、お子さんの成長について気になることがある場合、それは十分にご相談いただく理由になります。福岡市中央区、桜坂駅すぐの桜坂こどもクリニックでは、小柄(低身長症)についてのご相談にも丁寧に対応しております。お一人で抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。

